チベットの死者の書

死後どうなるかの本。道を誤ると結構しんどそうだから生きている間しっかりしときたいと思える。

死んでからも結構大変なようだ。極悪人なら地獄、善を極めた人なら極楽に直行するが、凡人には四十九日の試練がある。善悪の神々が毎日現れて怯えさせる。実は、どんな姿で現れたとしても、それらは自分自身の姿の現れ。恐ろしいと考える意識は明晰。実態があるようだが、それは空。空の本質は明晰。愛着も敵意もどちらも捨てた時に恐れはなくなり、解脱する。その機会は誰にでも何度もある。死者のガイドブックのようだが、生きている人にその生の意味と内容を厳しく問いかけている。常識的な生と死の枠組みを超えた壮大な精神世界を現した書。

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